嵐が2020年12月31日をもって活動を休止した。
2019年1月27日に休止が発表されてから約1年11か月。まだまだ先だと思っていたのに、いつの間にか2021年になってしまった。
実感があるような、ないような。
私、この人たちを応援することになるんだろうなって思った日の風景をとってもよく覚えている。
あれは2004年の3月。
妹に誘われて映画ピカ☆☆ンチを観に行くことになって、その予習のために映画ピカ☆ンチを観ていた風景。
狭い部屋のテレビデオで、レンタルショップのDVDが貸出中だったから、ビデオを借りて。
え、こんな人たちいたの??同世代だし、めちゃくちゃ面白いじゃん。なんでこれまでこの人たちをちゃんとみてなかったのかわからないな?
ってドキドキとワクワクが止まらなくなって。
そのあとは転がり落ちるようだった。
麻布十番のファミクラでファンクラブに入会した日の風景もよく覚えていて。
あんまり天気が良くなかった3月の平日。
全然行き慣れていない東京の都心部の、なんだか深呼吸するのを躊躇うような埃っぽいような不思議な空気のにおいも、その日初めて乗った南北線のホームも、昨日のことのように思い出すことができる。
当時、周りに全然嵐ファンはいなくて、だから夜な夜なファンサイトを巡ったり*1、メールマガジンを読んだりして、少しずつ嵐ファンと交流できるようになって。
なんなら自分もメールマガジンを発行したりして。ちょっとした黒歴史でもあるけどw、メルマガきっかけで出会ったお友達とは、今も推してる人達が違えど交流が続いている方もいる。嬉しいな。
ファンになった年、2004年にあった嵐初の24時間テレビで
トップになりたいって夢、絶対叶えようね
って言った相葉くん。
そのアンサーが、2020年嵐にしやがれの5人旅の中での
うちら、トップじゃん?
っていう智の言葉なのかなぁって、なんとなく思ったり、している。
CDの売上の影響で急遽握手会をやったこともあった2005年。
二宮くんがハリウッド映画に出演したり、AAAを開催した2006年。
凱旋コンサートの応募が殺到して、落選振替された初のドーム公演があった2007年。
初めての5大ドームツアー、初の国立競技場コンサートが開催された2008年。
2005〜2008年の怒涛の流れ、記憶に残っていることを全部書き出したら、小説1本分になるくらい色んなことがあったな。
大きな大きな渦に巻き込まれて行ったような感覚。
初ドームも、初国立も、忘れられないし、とにかく楽しかった。
嵐と同世代の私は、嵐がどんどん色んなフィールドで活躍していくことと並行して、ちょうど2005年から2008年あたりは仕事へのやりがいも出てきた頃だったから、嵐が頑張っているからわたしも頑張る。って気持ちで日々を過ごしていたように記憶している。
ヲタク友達と頻繁に遊んでいたのもこの時期。
学生時代にそこまでキラキラした青春を送っていなかった私は、青春を取り戻すかのような時間だったな。
ツアーの思い出もあるけど、一緒にコンサートに行った友達との思い出もたくさん。
昼夜公演の間にお酒飲んでテンションバカになっちゃったり。
コンサート本編よりも遠征する道中が楽しすぎたことだったり。
2007年のツアーの時には、一緒にコンサートに入ってた友人たちとみんなで、某メンバーに対して異常にファンサ厨になったりもしたな。1番ファンサに貪欲だった時代。懐かしい。
それでも2009年辺りから2012年の途中まではあんまり嵐との思い出がない。
仕事とプライベートで精一杯で嵐をみるゆとりが全然なかった。コンサートはなんとか年1、2回で 足を運んでいたけれど。
ちょうど20代後半。所謂ジャニヲタからちょっとジャニーズが好きな大人になれるなって思っていた。
だけど、2012年のドームツアーで一気に引き戻されたような気がした。
私がみたかった嵐はこんな嵐だ。って。
それ以降はわりとマイペースに、みれる範囲でテレビの嵐と、生の嵐をみて。やっぱり嵐はコンサートあっての嵐だよなぁって実感しながら過ごした日々。
ヲタク同士が知り合う場も時代と共に変わっていって。SNSで繋がる時代になって、本格的にTwitterでヲタク専用アカウントをつくってから、新たなご縁も沢山あった。
嵐のおかげで、得たものがたくさんある。
嵐が存在していたから、今の私があると言っても過言ではないのかなぁ、と思う。
何より一番ありがたいなと思っているのは、嵐を好きになったからこそ色んな方とご縁があって、自分自身の見聞が拡がったことだな。
住まい、家庭環境、年齢、職業、全部違って、嵐を好きになっていなければ決して交わることがなかったようなひとと出会えたこと。
ヲタクきっかけで知り合っているから、やっぱりヲタクきっかけで縁が切れたひともいるけれど、多分一生の付き合いになるんだろうなぁ、そうだといいなぁというくらいの友達もいる。
だから、本当に本当に嵐には感謝の気持ちでいっぱい。
良質なエンターテインメントを届けてくれるだけではなく、私の人生に彩りをくれたのは嵐だから。大袈裟じゃないよ。本当に。
さとしへ
一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい
そう思ってから何年経ったのかわからないけれど、正直なところよく耐えたね、頑張ったねって気持ち。
Freestyleで展示されてた最新の作品をみて、胸が張り裂けそうになったよ。どこまであなたは素直な人なんだろう、ファンに嘘はつけないひとなんだなって思った。
これから先のさとしの人生が、どうか健やかで、穏やかに過ごせますように。切に願っています。
他のメンバーはメディアで目にすることができるから、今個人に向けての気持ちを書くつもりは、そんなにないかなぁ。
というか書こうとしたけど言葉が出なかった。これからの期待を具体的に述べるのも違うのかなぁ、、って。
今は嵐だけではなく他に応援しているジャニーズのメンバーがいて、そちらにかなり気持ちは偏っているから、2020年12月31日を最後に嵐担を降りるって気持ちになるんだろうなって思っていたけど、
やっぱりあのコンサートをみて嵐が終わるという気がしなくて、、復活するかどうかもわからないけど、ちょっとだけ期待して、待っていようかな。信じることが全てだし、明けない夜はないしね。
そんなふうに今は思っています。
明日になったらどう思うかわからないけれど。
改めて、
あいばくん、じゅん、二宮くん、さとし、翔さん、21年間の嵐生活お疲れ様でした。まずは大きな感謝の言葉を。ありがとう。
そして、これからもよろしくね。
俺らの名前はなんだ、せーの
あらしー!
*1:ちょうどこの頃携帯をパケ・ホーダイ機種に変えたこともヲタク化に拍車をかけた。ネット環境の進化ありがとう